スパイスとは?

まずはじめにスパイスとは一体何なのでしょうか?

スパイスとは、香辛料の種類の一つになります。

香辛料とは、調理の際に使用する方向性と刺激性を持つ植物のこととされています。
ヨーロッパやアジアその他の地域で昔から使われてきたもので、香辛料のほとんどは、熱帯植物の種子・葉・花・樹皮など様々な部分が利用されています。香辛料の種類は約100種類以上にも上登ると言われており、食欲増進、疲労回復、消化吸収促進、強壮、殺菌など人の健康維持に効能があるとされています。。

香辛料のうち、茎・葉・花を除く部分を使用したものをスパイスと呼び、
茎と葉と花を利用するものをハーブと呼びます。

ここでは、スパからのオリジナルからあげに使用しているスパイス・ハーブの効能をご紹介していきます。

スパイス・ハーブの効能

クミン

インド料理には必須!と言われているスパイスの一つで、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・カリウム・ナイアシン・葉酸・鉄分・亜鉛・マグネシウム・カルシウムなど多くの栄養素が含まれています。
消化促進・食欲増進・腸内に溜まったガスを出す作用といった胃腸を整える作用や体の血流を良くし体内の血液を健康にしてくれる作用もあります。他にも高い抗酸化作用があり体を健康な状態に保つ働きがあります。

ターメリック(うこん)

ウコンドリンクなどでも知名度の高いターメリック。肝機能向上効果と胆汁分泌促進効果が一番の効能です。ウコンを摂取することにより、胆汁の分泌が促進され、肝臓の解毒作用が高まり、肝臓の機能が向上。
胆汁の分泌が促進されると、アセトアルデヒドの代謝が促進されるため、悪酔いや二日酔いの予防にもなります。またアルコールに含まれる成分の分解も早めてくれ二日酔いを防止してくれるだけではなく、二日酔いの症状が出た場合でも素早く症状を改善させることにもつながります。

カレーの着色としてのスパイスでもありますが、たくさんの効能をもち、消化作用や新陳代謝の活性をよくする働きがあるともいわれ、体質改善や皮膚病にも用いられます。

コリアンダー

消化器系に効能があり、消化不良などの家庭薬として使われています。胃の中の異常発酵で発生する口臭を抑えてくれる効果もあります。
またコリアンダーはデトックス効果が高く、体内に溜まった毒素や有害金属を体外へ排泄してくれます。

チリ(赤唐辛子)

唐辛子に新陳代謝を高める効果があることは有名ですが、主にこの代謝アップがさまざまな健康サポートをしてくれます。唐辛子の辛みの素となっている成分カプサイシンには、代謝をよくして体を温める効果があります。体が温められると血管が拡張し、血行促進につながります。
胡椒などの他の香辛料と同様、料理に辛みをつけるために使われるほか、健胃薬、凍瘡・凍傷の治療、育毛など薬としても利用されています。

ガーリック(にんにく)

世界各国の料理で用いられ、香味野菜の代名詞的存在であり、料理に食欲をそそる香味を与えてくれます。
ニンニクは生活習慣病の改善や大腸ガンの予防にまで役立つと言われており、糖質の分解を促すアリシンも含むため疲労回復や滋養強壮といった多くの効能を持ちます。がん予防の他、美肌効果やアンチエイジングなど女性に嬉しい効果が期待されるといわれています。

ジンジャー(しょうが)

生薬としても用いられ、発散、健胃、保温、解熱、消炎、鎮吐など多くの薬効があるとさています。生姜は身体を温めて、免疫力を高めるため、風邪の療法にも日本でも昔からよく用いられています。
生姜に含まれる「ジンゲロール」という辛み成分は抗酸化物質の一種で、酸化作用を抑えてくれます。生姜の抗酸化作用で、老化を予防することが期待できます。ジンゲロールには、血管を拡張させる働きがあります。そのため、血の流れをよくしてくれるので、肩こりや頭痛などの改善によいと言われています。

パプリカパウダー

あまりご家庭では使用することのないパプリカパウダーですが、パウダー状になってもたくさんの栄養素が含まれています。
パプリカパウダーにはビタミンB群がとっても多く含まれているため血液に関係するさまざまな病気を予防する効果が期待でき、脳梗塞や心筋梗塞の予防などのほか、抗がん作用・抗酸化作用・動脈硬化の予防と様々な働きに効果的です。
疲労回復や夏バテの予防に効果があるので、夏の季節にもおすすめのスパイスです。カロリーも少なく美肌効果もありますので、女性の方にオススメ。

ブラックペッパー(黒こしょう)

カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、マンガンなどのミネラルと、ビタミンB1、B2などの栄養価が高く、またピペリンという有効成分を含んでいます。他の食品の栄養吸収を高めてくれる効果があり、脂肪細胞の分解を促す効果もあります。体内のエネルギー代謝を高め、交感神経を刺激し、血流を良くする働きがあり、これにより冷え症などが改善されます。

ホワイトペッパー(白こしょう)

ブラックペッパーとホワイトペッパーの違いは、収穫の時期と加工の方法です。ある程度成熟したら収穫し乾燥させるブラックペッパー対し、成熟した身を水に浸し、外皮を取り除いてから乾燥させて加工したホワイトペッパーは、香り・辛味ともにブラックペッパーよりもマイルドになっています。効能はブラックペッパーと変わらず、血行促進・消化不良の改善・栄養素の吸収アップ・ダイエット効果・アンチエイジング効果・代謝促進・高血圧改善などです。また、鉄分も多く含むのも嬉しいスパイスです。

ごま

一般家庭にあるごまも実はスパイスの一つ。食物繊維が豊富なことで有名ですが、そのほかにもごまにはたくさんの効能があります。
抗酸化作用、老化防止効果、コレステロール代謝調節、免疫機能の向上、抗高血圧効果、肝機能の増強、整腸作用、血流の促進など数え切れない効果があります。
すりつぶすことで効果が発揮されるごま。スパからでももちろんすりごまを使用しています。

 

白ごま

黒ゴマと比べると脂質が若干多く、ゴマ油の原料としても使われる白ごま。
温帯や亜熱帯地域で栽培され、アフリカや東南アジアなど、世界各地で生産されています。
黒ごまと効能はそこまで違いはありません。
また、白ごまには不飽和脂肪酸が多く含まれるので、血液中のコレステロール値を下げ、動脈硬化や高血圧を防ぐ働きがあると言われています。

オールスパイス

名前で様々なスパイスをミックスしたものと勘違いされやすいですが、オールスパイスとは他のスパイスと同じように、単体のスパイスの名前です。クローブ・シナモン・ナツメグ3種類の香りを混ぜ合わせたような香りがするため、オールスパイスという名前がつけられたようです。
食べることよりも香りによる効果が強いと言われるオールスパイスは、香りによる精神的なリラックス効果や、リフレッシュ効果が期待できます。また、悪寒や吐き気、消化不良にも効果があります。

オレガノ

爽やかでスパイシーな香りをもつオレガノ。胃腸の働きをサポートしてくれるほか、強壮作用があることから心身の疲労回復や鎮静作用があり、神経性の頭痛や生理痛の緩和、咳止めの効果が期待できます。

タイム

チモール・オイゲノールという殺菌成分を含んでおり、消毒薬や歯磨き粉、うがい薬など様々な清潔用品に古代から使われてきました。
タイムの清々しい香りには、リラックスや消化を促進させる効果もあります。

パセリ

食事に添えられていることが多いパセリ。実はビタミンCが豊富で、貧血予防にも効果があります。その他、ストレス緩和や免疫力アップ、ビタミンCによる美肌効果が期待でき、食欲増進、口臭予防などにも。免疫力の向上で、風邪の予防などにも効果的です。